私が作品を作るときにはこのようにして作っています。ぜひご参考に見てください。
何を作るか。テーマ、構想を練る。
いつも作品のテーマは考えています。
思いつくと、それを少し調べる為に資料をさがしたり、見たりします。
テーマが決まると、ラフなスケッチを描いてみます
(この時はまだ、作るかどうかは決めてません)
途中で面白くないと思ったら、さっさと変更、中止します。
こんなことを繰り返していきます。
これが構想段階。これって非常に大事なことだと思ってます
構想が仕事の8割だと思ってます。
作るものを決めます。資料を読みます。
構想ができ、何を作るかがきまりました。
金剛力士像を作ってみよう。
運慶、快慶で有名な東大寺南大門の金剛力士像を作ってみよう。
ただし、私流の3頭身の金剛力士像とします。
ここまで決まったら、少し資料を読みます。
写真集をみたり、歴史小説を読んだりします。
ラフスケッチを描きます。
バランス、表情、顔、ポーズを考えながらラフスケッチをかきます。
大きさもこの時に決めながら描きます。
土の選定と造形
まず、使う土の選定をします。赤っぽい色目にしたいので
今回は、陶彫土 にきめました。
土が決まったら、ラフスケッチを参考に造形に入ります。
表情が一番大事なので、試行錯誤しながらの作業となります。
顔の表情が自分の気に入ったものにならないと次にはすすめない。
気に入るまでいろいろと変えてみます。
表情が決まれば、あとは一気に進めることができます。
乾燥、素焼き、色付け
乾燥
造形が完了したら乾燥にはいります。乾燥の日数は作品の大きさにもよりますが、この金剛力士像は高さが20cm程度なので3週間くらいの乾燥期間をとります。
素焼き
750℃で素焼きを行います。
色付け
下絵具、釉薬で色付けを行います。
色付けは、けっこう時間がかかります。
大事なところですから、丁寧に、慎重に色付けするのが肝心です。
コンプレッサーでの色付け
全体的に釉薬を不矩場合はコンプレッサーを使って吹きます。
一点に吹き付けが集中しないよう、注意が必要です。
あと、釉薬の厚さがむらにならないように気を付けます。
窯詰め
色付けが終了しましたら、いよいよ窯詰めです。
配置を考えていきますが、写真のように大物の場合は自然に決まってきます。
本焼き、完成
本焼き、完成
1250℃で本焼きをします。
顔の色目も結構期待した色目になり満足。
金剛力士像の完成です。
これが完成品! オンリーワンの金剛力士像。
創作陶芸工房アートファーム URL https://www.yakimonya-mori.com
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